性に対する関心と知識は比例するものではありません。性行為に対するリスク以外にも治療薬の種類に関しても知識を仕入れていきましょう。

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性病の治療で稀に発生するアナフィラキシーショック

性病に罹患した場合、病院で診察してもらったうえで治療薬を用いて治療が始まります。
これはどの性病でも同じことなのですが、治療薬を服用すると非常に稀にアナフィラキシーショックが起きることがあります。

アナフィラキシーショックと聞くと蜂に刺された時によく聞くイメージですが、発症するのは決して蜂だけではありません。
アナフィラキシーショックは体内に吸収された成分に対して免疫機能が過剰反応してしまうアレルギー反応の一種であり、食べ物や薬剤、日用品に動植物の分泌液などあらゆる原因で発生のリスクがあります。

食べ物が原因でアレルギーが起きるのは一般的に知られていますが、ラテックス素材でも重篤なアレルギーが起きるケースもあるので注意が必要です。
ラテックスとはゴム手袋などに使用されている素材で、酷い人はゴム手袋を付けただけでアナフィラキシーショックが発生するほどです。

もちろん性病の治療薬に対しても過剰反応を示してしまう人は一定数おり、症状が酷いと低血圧による失神や呼吸困難で死亡してしまう人もいます。
症状の程度は人それぞれで体質が大きく関係しているのですが、口腔内の違和感や身体の痺れ、喉の閉塞感や吐き気、めまいに脱力感、手足の急速な冷えなどの前駆症状が見られることも多いです。
このような前駆症状の後、蕁麻疹や皮膚の腫れ、急激な血圧低下や意識障害、気管の粘膜が腫れ上がることで気道が塞がってチアノーゼなどを引き起こします。

一度発生すると死亡のリスクもある恐ろしいアレルギーなので、予防が何よりも大切です。
性病治療に薬物を利用するなら、過去に同じ薬物でアレルギーを起こしていないか、他の原因でアナフィラキシーショックを起こした経験はあるかなど、医師や薬剤師と慎重に確認をしておきましょう。

万が一性病治療でアナフィラキシーが発生した場合は、適切な対処をしなければ非常に危険です。
自分はもちろん、周囲の人が発生した場合でも正しく対処できるように、対処法を知っておくと良いでしょう。

アナフィラキシーショックが起きたらどう対処する?

アナフィラキシーショックが発生した場合、迅速な対処が何より大切となります。
通常のアレルギーと比べ、アナフィラキシーショックは症状が悪化するスピードが非常に速いです。
まさに1秒を争うことになるため、薬物の服用後に身体に違和感を感じた時点で行動を起こす必要があります。
特に薬物によるアナフィラキシーショックは、数ある原因物質の中でも発生までの時間が最も早いため、いかに早く対処するかが予後に関わってきます。

薬物の服用直後から前駆症状が現れるため、皮膚の痒みや腫れ、喉の違和感などを感じたらすぐに病院へ向かいましょう。
一人暮らしなどで自分で行くことが難しい場合は、躊躇することなくタクシーや救急車を呼びます。
その際、できれば服用した薬の種類やアナフィラキシーショックの可能性を伝えておくと良いでしょう。

食べ物や蜂などが原因なら、吐いたり針を抜くなどして体内から排出することが重要なのですが、薬の服用だとそれも難しいです。
このため病院へ行くことが最も効果的であり、発生から時間が経てば経つほど死亡の危険性も高まります。
もし過去にアナフィラキシーショックを起こしたことがあり、病院からアドレナリン注射を処方されている場合はすぐに注射しましょう。
アドレナリン注射によって一時的に症状の進行を抑えることができるので、その隙に病院へ急ぎます。

自分一人の時にこのような症状が起きると非常に危険なので、初めて服用する性病の薬の場合は、できるだけ病院や薬局で最初の1錠を服用したほうが安心です。
病院なら、万が一アナフィラキシーショックが発生した場合でも迅速に対応してもらえるでしょう。
基本的にアナフィラキシーショックは遅くとも原因物質の摂取から30分以内に発症するため、その時間を乗り切れば一安心です。

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